ベトナム投資メールマガジン
   ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。 
   
  第143号『 VND切下げは単なる為替レート政策にあらず 』
   
  		
           
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            ★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member 
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 ★目次 10月19日版 
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 ▽トップニュース [ VND切下げは単なる為替レート政策にあらず ] 
          [ USD/VNDの公式為替レート 上昇の可能性大 ] 
 ▽ヘッドライン  [ 経済・金融,ファンド・VN企業・不動産 ] 
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///// ベトナムトップニュース /////////////////////////////////////////////////////// 
 
  『 VND切下げは単なる為替レート政策にあらず 』 
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20101015-2027.html (全文) 
 
  VNDの切り下げは、「輸出促進」という目標を達成させるための 
  為替レート政策の一環、という単純なものではない。ベトナム経済は、 
  それ以外にも複雑な状況を抱えている。 
   <中略> 
  (1)ベトナム経済は現在、発展段階にあり、輸入需要が大きい。 
  統計総局によると、輸入総額の90%が機材、生産用資材である。そのため、 
  輸入額の増減は経済成長の周期に大きく関連しており、為替レートとは 
  あまり関連していない、といえる。 
 
  (2)ベトナム輸出品の構造について、輸出商品の比重の70%を輸入資材が 
  占めている。ベトナム輸出商品の中では、原油、縫製、水産物、米等が 
  大きな比重(40%近く)を占めている。しかし、これら輸出品の価値は、 
  為替レートというより、生産力と国際市場での競争力に大きく付随する。 
  そのため、今後さらにVNDの価値が下がったとしても、これらの輸出品の 
  競争力が高くならない可能性もある。 
 
  この競争力というのも、様々な要素に影響を受けている。他にも、ベトナムで 
  現在輸入されている品目の代替品の生産力がまだ追いついていない、という 
  課題もある。(続) 
 
  『 USD/VNDの公式為替レート 上昇の可能性大 』 
  http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20101013-2355.html (全文) 
 
  Credit Agricole投資銀行は、2011年中にVNDが2回切り下げられると予測した。 
 
  上記の予測はUSD/VNDの公式為替レート(銀行が扱う為替レート)が、 
  自由市場の為替レートより約2%低いことに基づいて発表された。 
 
  現時点でベトナム銀行は1USD=1万9500VNDの為替レートを適用しているが、 
  自由市場では1USD=1万9920VNDに上がった。 
 
  ベトナム銀行市場でUSDの流動性が大きく減ったため、多くの輸入者がEURを 
  借りている。 
 
  ベトナム外貨市場が厳しくコントロールされていないこと及び国家銀行が 
  銀行システム内でUSD/VND為替レートを2%に引き上げたことは、 
  市場の需給バランスを取るためにはまだ足りない。 
 
  VNDの価値は、引き続き来年の2月に2%を切り下げ、2011年第3四半期に 
  3%切り下げることが必要である。(続) 
 
 
///// ヘッドラインニュース ///////////////////////////////////////////////////////// 
 
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/ 
  ・ベトナムは魅力的なハードウェア市場 
   昨年、電子工業・ハードウェア加工分野の売上は減ったが、今後大きな収益を 
   得られる発展潜在力が高いと評価されている。 
 
  ・政策遅延で投資チャンス逃す 
   政府管理機関は「政策が道を開き、計画が一歩進む」ことを良く理解している。 
   しかし、政府が発展をのぞみ、投資家も投資を希望しているにも関わらず、 
   政策規定がないため、投資機会を逃してしまう分野が多くある。 
 
  ・ベトナム 2012年に太陽光発電所建設 
  ・アジアのIT企業 ベトナム市場に注目 
  ・インド ベトナムで薬品市場拡大を目指す 
  ・ハイフォン港建設に日本ODA協力 
  ・ベトナム人の創造性について議論 
 
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/ 
  ・80年代生まれ 市場に進出 
   VNDirect証券株式会社で、24歳の代表取締役社長が誕生、暴落状況になっている 
   ベトナム証券市場で大きく注目された。就任したばかりの代表取締役社長は、 
   VNDirectのリスク管理システムの整備を担当する。 
 
  ・6兆VND 国債入札 
  ・ベトナム銀行 90%のマーケットシェア 
 
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/ 
  ・VinaCapital管理ファンド 9月の活動状況 
   9月末までに、VOFのNAVが先月より1.7%上昇、7億5700万USDから 
   7億6900万USDに増加した。 
 
  ・ベトナム航空運搬市場が20%以上増加 
 
[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/ 
  ・ハノイ市の小売用スペース供給市場 
   Cushman & Wakefield Vietnam-不動産管理会社は、2010年 
   第3四半期におけるハノイ市の小売用スペース供給市場に関する 
   調査結果を報告した。 
 
 
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◎編集後記 
  関東ではここ最近、少し気温差があり、半袖も長袖も大活躍です。全国的にか 
  分かりませんが、私の周りでは『インフルエンザに似た症状の風邪』が大流行。 
  咽頭痛や鼻水・咳などの症状はなく、関節痛や頭痛と高熱があり、インフルエンザの 
  検査をしても陰性、という人が続出しています。近所の病院では予防接種も 
  始まっています。今年は季節性と新型の2種混合で受けられるようなので、 
  冬に備えて、予防できるものは予防しておきたいですね。    (佐藤) 
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com 
■ 編集責任者 佐藤 
■ 編集 森口 林 HIEN 
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■ 本メールマガジンバックナンバー http://www.bcc-jp.com/mm/ 
 
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