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ホーム > ベトナム投資メールマガジン > 第205号『 国営企業の他業種投資 資金回収は難航 』(2012/07/24)

ベトナム投資メールマガジン

ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた
「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。

第205号『 国営企業の他業種投資 資金回収は難航 』

★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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 ★目次 7月24日版
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 ▽トップニュース [ 国営企業の他業種投資 資金回収は難航 ]
          [ 外国投資資金 下半期も国債に集中か ]
 ▽ヘッドライン  [ 経済・金融,ファンド・VN企業・外国企業・政府方針,規則 ]
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////

  『 国営企業の他業種投資 資金回収は難航 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20120716-2258.html(全文)
  
  政府は、自社の主分野ではない分野に投資している国営企業に対して、
  投資資金の回収を求めている。
  しかし、国営企業側は政府指導を宣伝するものの、実際の動きが伴わないことが多い。

  国営企業への投資、財政管理に関する財務省の規定(案)には、
  「不動産、財政、銀行、証券、保険の分野に投資している企業は、
  直ちに所有率を減らすための換金計画を作成し、実行に移す必要がある。
  これら分野への投資資金の換金は、2015年12月31日までに、完成しなければならない」
  と謳われている。ただ、規定の具体的なガイドラインがないため、
  どのように換金して、誰に売るか、どの様な過程で実施していくかは、
  企業側の独自の判断にゆだねられることになる。
  <中略>
  ゴム工業グループも、他分野に3.7兆VNDを投資しており、
  その半分は不動産分野に対して行われたという。
  政府指導に従えば換金する必要があるが、
  VRGが不動産分野への投資を合法化するため、再構造計画を提出しており、
  その中で工業投資分野をVRGの主な活動として、補足するよう要請している。

  実際には、ゴム栽培地から使用目的を変更された13の工業団地は、
  うまく活用できているとは言い難い。
  その中の3つは80%以上の貸出率となっているものの、5つは20%、
  残りは活動を開始したばかりで、投資関係の手続きを準備しているところである。
  (続)

  『 外国投資資金 下半期も国債に集中か 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20120723-1856.html(全文)

  今年上半期、国債への投資資金が増加していることを受けて、
  下半期も、外国投資家の国債購入が、ますます増加することが見込まれている。

  今年上半期、国債市場の変動の中で注意すべきことといえば、
  外国投資家の積極的な参加である。
  2011年後半、国債純購入金額は9.4兆VNDに達した。
  今年上半期も、外国投資家は引き続き国債取引を促進しており、
  彼らの売買総額は市場全体の33%を占めるに至っている。
  <中略>
  現在、ベトナム国債の魅力自体は、年初6ヶ月以降減っているものの、
  VNDの金利下げ傾向はストップした。今後も外国投資家は、引き続き安定して、
  ベトナム国債市場に参加していくことが予測される。

  他にも、政府の政策に対する信用が上がっていること、
  外貨市場が安定してきていること、他の国際経済状況がまだ悪いことなどから、
  ベトナム国債には、まだまだ外国投資家の足を止める力が残されていると言える。
  (続)

///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////

[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
  ・Facebook利用者数がアジアトップのベトナム
   現在、世界中で9.5億人がFacebookを利用し、その中の80%がアメリカとカナダに住んでいる。
   この世界で最も大きなネットコミュニティに参加しているベトナム人の
   前四半期より55.6%も増えた。現在、ベトナムはアジアで10番目に使用者の多い国となっている。

  ・国営会社で、給与削減続々実行
   2012年の経費節減計画に従って、多くの国営企業で労働者の給与を5~30%削減している。
   それによって、多くの労働者の生活が困難に陥っている。

  ・プラスチック製品輸出 急速増加中
   国産プラスチック製品が、輸出シェア拡大のチャンスに直面しているという。
   理由は、最近の中国産の同製品の販売価格が、
   ベトナム産とほぼ同じになってきているからだ。

  ・HSBC、ベトナムの貿易総額が急成長すると予測
   HSBCは今後5年間でベトナムの貿易額成長率が8.2%に達し、
   成長スピードを2021年まで維持するが、2022年~2026年の時点では
   他のアジア諸国と同じく5.3%の成長にとどまるとした。
   アメリカと中国、そして日本は今後のベトナムにとって最大の貿易パートナーとなるだろう。

  ・外国投資資金 下半期も国債に集中か
  ・ANZ、下半期経済予測
  ・7月までの超過輸入額/輸出額比率 ここ5年で最小
  ・超過輸入額、6ヶ月で1.58億USDに到達
  ・HSBCがBVHグループ株式の買い手を募集中
  ・国営企業の他業種投資 資金回収は難航

[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
  ・ボーナスシーズン、銀行員の給与減の原因は
   給与、手当、ボーナスは、労働者の誰にとっても、一番の関心事だ。
   こうして見ると支給額は、昨年に比べてどの銀行でも減少傾向にある。
   これは、銀行の経費節減の結果なのだろうか?

  ・Vietcombankの不良社債 約3.9兆VNDが回収不能
   現行の規定に則した場合、第3~第5グループの社債が不良社債と呼ばれることになる。
   そのため、6月末までのVietcombankの不良社債は、
   7.430兆VND(3.47%相当)となる。

  ・ベトナム国債は外国投資家の大好物
   ヨーロッパでの債務危機による国際経済の不況を受け、ベトナムを含むアジアの国債が、
   外国投資家にとって安全な選択肢の1つになっている。
   中でもベトナムの国債は多くの投資家から高く評価されている。

  ・Vietcombank、資金安全比率が規定値に届かず
   2010年の財政機関、銀行の営業活動状況に関して
   国家監査機関の報告書が7月18日に発表された。
   それによれば、Vietcombank(ベトナム商業銀行)は
   国家銀行のCAR(最低資金安全比率)に達していない。

  ・外国投資家、換金はベトナム証券市場

[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/vn/vn/
  ・Vinalines 上半期1.4兆VND赤字
  ・Lotte Vietnam 100%外国会社化へ

[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
  ・Lixilグループ、4.5億USD規模の工場を設置

[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/rule/
  ・ベトナム経済、動きは活発も窮状変わらず
   経済成長鈍化の原因は主に需要の減少だ。需要減少には3つの原因がある。
   (1)商品・サービスの売上(消費需要)が断続的に改善されたもののまだ十分ではない。
   (2)国家予算による投資額の増加スピードが年初6ヶ月で大幅にダウンした。
   (3)投資に対する需要が減っている。

  ・ベトナムへの投資ナンバーワンはアメリカ


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◎編集後記
  バカがひくことで有名な、夏風邪をひいてしまいました。
  夏に風邪をひくのが初めてなので、「バカになってしまったのか」
  と心配になります。
  さて、週末からオリンピックがスタート!観る方は楽しむだけですが、
  放映権の高騰やチケットの売れ残りなど、大会運営側には苦労も多いとの事。
  利害に振り回されるのは、仕方のないことととはいえ、
  観る側の感動に水をさすことににはならないと良いですね。(森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 斉賀 HIEN
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