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ベトナム投資留意点



非公開企業への投資


 ◆ インキュベーション株式を購入
ベトナムにおけるインキュベーション株式は、未上場会社株式を指します。
そのリスクは日本の未上場会社の株式を購入する以上のものがあり、大きく分けると
下記3点の問題点が存在します。

1. 適正価格を測ることが困難
 (流動性・企業会計・言葉の問題)

2. 流動性確保が難しい
 (明確な流通市場が存在しない)

3. 手続き等が煩雑

 日本に比べ経済成長が大きく伸びる国であるだけに、企業の潜在的成長力も期待できますが
 しばらくは法律とマーケットの整備を待つことをお勧めします。

 ◆ IPO株式を購入
一部証券会社で、政府放出株式等の一般公募が行われています。
日本のIPOと違い、最低落札価格のみ決められており、完全競争入札制です。
問題点は下記の1点

1. 最低落札価格情報の入手が困難であること

 大口投資家たちの入札希望額をヒアリングし、最低落札価格を予想したあとで入札することで
 他社よりも安い価格で購入することが不可欠ですが
 情報源の確保、入札情報の正確さを担保することは難しくなります。

 ◆ 第3者割り当て株式購入
ベトナム企業は上場・未上場企業に関わらず戦略パートナー向けに第3者割当増資を発行します。
何らかの譲渡制限、例えばロックアップ(売却禁止期間)の設定がなされることが多いのですが
有利発行(市場価格よりも安価)されることが多く、外資系ファンド、事業会社の直接投資は
この形態を使います。

1. 多額の投資資金が必要であること

2. 投資先企業に出資をさせたいと思わせる理由の存在

 が不可欠です。

 06年度中までは、ベトナムの国際注目度は低く、過少評価された価格で出資を引き受けざるを
 得ない状況にあり、投資ファンドは大きな利益を上げることが出来ました。

 しかし、今年度に入り、世界中から投資資金がベトナムに流入してきたことで
 外資系金融機関には数千億円単位で投資しきれない資金がプールされており
 お金以外に強みの無い投資ファンドは
 投資しなくてはならない使命=株式の高値掴み を余儀なくされている現状があります。

 日系ベトナムファンド、ブルーチップ・コンサルティング社は
 日本に進出したいベトナム企業へのコンサルティングを実施。
 企業の日本進出の“戦略パートナー”として、第3者割り当て増資を引き受けています。

現状の課題


 ◆ “ベトナムスタンダード”の存在
近年のベトナムの経済成長は、著しいものがあります。
その一方で、その急速な成長のスピードに法律や制度が追いつけておらず
多くの“ベトナムスタンダード”が存在します。
日本には存在しないベトナム独自の考え方を理解していくことが
ベトナムリスクを克服することにつながります。

法律の施行
・証券・銀行に関する規定や法律の著しい改定により
 経済動向・資金動向を把握することが難しい現実があります。

株式に関するもの
・無償増資
・有利発行の乱発

会社・国民性に関するもの
・業態の急速な変化
・突然の実施、変更、延期は良くあること など

 ◆ “おいしい話”は無い
06年ベトナムインデックスの大幅上昇、ベトナムファンドの驚異的なパフォーマンス。
外国人証券口座数の6割以上を日本人が占め
ベトナムセミナーはどこも満席である現状のベトナムブーム。
そこで、少し冷静になって考えてみましょう。

 ⇒儲け話が簡単にあるわけが無い

もし自分だけに入ってくるものであれば

1. 自分だけになぜ入ってくるのか
2. 相手は自分にその見返りとして何を求めているのか
3. なぜ他の人がそれをやらないのか

 などを冷静に分析・検証してみてください。投資の精度を上げることが出来るはずです。

 ◆ 情報の正確さの担保が困難
法律・会計上の問題

 法律や会計基準の未整備、人材の育成、経験不足は否めず
 企業価値や財産の算定を第3者機関が算定することは現行のベトナムではほぼ不可能です。
 そもそも、ローカル監査法人における会計監査には数々の疑問が残ります。

秘密主義

 現時点において、企業に情報公開の意識は低く、社内でさえも情報共有しない現状があります。

 よって、正確な情報入手から来る“適正株価”を測ることは非常に困難です。
 また、新聞紙面、インターネットに広告を出す等の手法で情報操作が横行している現状があり
 インキュベーション株式(未上場株式)の“適正株価“算出は困難を極めます。

 そういった現状を踏まえ、ベトナム人たちはある特定のグループを形成し
 そのグループ内でのみ情報のやり取り、投資活動を行います。
 グループは高級官僚・経済人・資本家・出身地と経済活動をするために不可欠な集団と
 信用で持って形成され、信用を持ってグループ内に入ることは容易ではありません。
 ハノイでは特にその傾向が強くあります。

 ブルーチップ・コンサルティングは、長きに渡るベトナムとのかかわりの中で信用を勝ち得
 投資活動を続けています。

最後に


『知識も無いまま株式市場で勝ち続けることが出来る』

 かつてのベトナム株式市場はそんな市場でした。
 しかしながら、現在のベトナム株式市場は、外資系巨大ファンドが参入し、巨大な資金と
 ノウハウを持った外国人が、虎視眈々と利益を狙ってやって来る市場へと変貌を遂げました。
 それでもなお、ベトナム株式市場は、経済成長を背景に大きく利益を出すことが可能な市場です。

 最後に、ベトナム株式投資で成功を収める五か条をまとめてみました。
 ご参考にしていただけますと幸いです。

 ◆ ベトナム証券市場で成功を収める五か条
 一. 長期的視野でベトナム証券市場に参入してゆくこと。
 ニ. “郷に入りては郷に従え“を理解、実践してゆくこと。
 三. 長期にわたりベトナムに関わり、信用を勝ち得ること。
 四. 論理的整合性の無いもの、“儲け話”はまず疑うこと。
 五. 日本における一般的なビジネスに関する取り組みを実践してゆくこと。


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