ブルーチップ ベトナム投資ニュース

つい最近、ロッテマートはベトナムマーケットでのネットワークを拡大するため
5,000万USDの追加投資を決定した。Lotte外国営業担当社長のKim Young Kyun氏は
これが投資計画の第１ステップであり、ベトナム市場における長期的な開発計画を
実施するためには増資を継続しなくてはならないと述べた。

ロッテマートは2012年にホーチミン市で２～３店舗を追加オープンさせる予定を
持っており、追加投資の5,000万USDは今後の計画を実行する資金となる。

ロッテの25店舗開設計画はハノイ市とホーチミン市を中心に展開されるが、
いずれはベトナム全国に拡大される予定である。

ベトナム市場はロッテにとって潜在的な発展能力が大きい。現在、ベトナムに
参入している外国の小売企業はまだ少ないため、ロッテは早急な規模拡大を実現し、
ベトナムの小売市場に深く関わることを狙っている。

まだ現在は市場調査の段階だが、今後、ロッテはベトナムの小売分野でトップの
ポジションを確保することを目指している。

現在、Big C、Metro等の大手外国小売企業がベトナムに参入しているが、これらは
ヨーロッパの企業である。ロッテは同じアジアからの参入となるため、ベトナムとの
共通点がある。また、ロッテはベトナム人の消費文化をよく理解しているため、
ベトナムの消費者に合った製品を販売できる。

韓国におけるロッテマートのネットワークで販売されているベトナム製品の売上は
現時点で全体の1％しか占めていないが、ベトナムでのビジネス展開が実行された場合、
韓国人と相性の良いものを探すことで、ベトナム製品の売上を3％～5％上昇させる
可能性がある。

また、ロッテは中国の上海に拠点が置かれており、ネットワークを通じてベトナムの
製品をインドネシアや中国、インド等の国で紹介することができる。

ロッテマートはベトナムに参入して3年しか経っておらず、まだ売上が小さく利益も
少ないが、ベースとなる最初の投資は大きく、分割して増資を行わなくてはならない。