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税務署は、2009年4月までに、
約10万人の身分証明書番号が
重複していることを明らかにした。
ヴンタウ県だけでも
納税者コード発行を行った3カ月の間に、
500件の身分証明書番号を発見した。


^{2009年中に1,500万人に所得税コードが発行される。(写真:Hoàng Hà)}

ホーチミン市の税務署では、
スタッフがシステムに納税者コードを登録する際
数百件に1回、身分証明書番号が重複するという。

システム上、身分証明書番号の重複は認められないため、
納税者コードの発行作業を進めることができない。
このため税務署は、申請者に関係当局に連絡させ、
身分証明書番号を明確にしてもらうなど、
さまざまな手続きを行った上で、
納税者コードを発行することとなる。

このような状況は、ドンナイ税務署でも発生している。
ドンナイ税務署によれば、
身分証明書番号が重複しているのは、
30年も前からの話である。
1979年にCon Dao(コンダオ)刑務所が開設された際、
関係当局が一定範囲の身分証明書の発行権限を与えたが、
当局自身も、それと同一範囲の番号を用いて、
身分証を発行していたという。

この問題の暫定的な解決方法として
納税者コード発行を迅速に行えるよう、
身分証明書番号の最終桁に
税務署が数字を付加し、
その後、税務署と関係当局が協力し、
再確認を行うことにしている。

身分証明書は個人の証明や管理を明確にする
大変重要なものであり、
多くの場面で提示・提出が求められる。
この身分証明書の番号が重複しているというのは、
大きな問題であり、
多方面に影響を与える。
関係当局は、身分証明書の重要性をあらためて認識し、
再確認する必要があると思われる。