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2012年10月25日

Pham Chi Lan経済高級顧問、投資環境改善の遅れを指摘


ベトナムはこの10年でアジア地域の格付けTOP10に入ったが、
営業環境には改善の遅れが目立っている。


2012年の営業環境ランキングでベトナムは 185カ国中99位だ。
10項目ある評価基準でベトナムが基準を達したのは5項目で
残りの半分は基準を下回っている。

具体的には企業設立に対する評価は108位、電気使用が155位、
投資家保護の評価では169位、生産能力がなくなった企業の
処理に対しての評価は149位という結果だった。

Pham Chi Lan氏によると、ベトナムの企業設立に対する評価で
108位という点が、ベトナムにおける行政手続の改善と本来の
ニーズの間にあるギャップの大きさを象徴しているという。


特に政府の議定No.11が適用された後の2年間では、ベトナムの
営業環境が改善されたと言えない。政府発表の報告書によれば、
企業の領収書発行を今年から自社で行うことが、営業環境の
改善策であることを強調した。

また、Pham Chi Lan氏は投資家保護に対する評価が169位に
ランクされていることは、ベトナムの証券市場と不動産市場の
不況だと分析している。


ベトナムの情報公開は10点満点の評価基準で6点。役員の責任が
1点、株主による訴訟の簡易性は2点、中小投資家保護でも
わすか3点にとどまった。

納税基準でベトナムは138位だった。ベトナムの企業は年間で
32回の納税を行い、872時間を費やす(以前は1,000時間)。
ベトナム企業の税率は利益の34.5%である。

さらに、生産能力のない企業の処理に対する評価では149位。
生産能力を失った企業の処理に約5年かかり、経費は総資産の
15%に相当している。

Pham Chi Lan氏は続けて、回収比率が総資産の13.9%程度で、
「これが活動中止申請社数の高さに比較して、解体申請社数の
少ない理由になている」とした。


ベトナムにとって最も大きな経験となったのは、国際基準と
市場に合わせて貿易自由化に向けた行政手続きを改善すれば、
より大きな営業成績を生むということだ。それは不況下でも
ベトナムの輸出入が成長していることで立証された。

CafeF.vn  2012年10月25日

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