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2010年10月09日

2010年ベトナム給与調査結果 前年比0.2%の増給


2010年に給与が最も高く増加したのは
銀行分野である。
同分野は、2009年には経済衰退の
影響を受け、増給しなかった。


10月7、8日両日に
Mercer và Talentnet Corporation は
2010年ベトナム給与調査結果を発表した。


調査結果は労働市場の現状を正しく反映したのか?

調査は253社を対象とし、
6万6292人の社員の給与(同34%増)に
基づいて行われた。

今年、ベトナムで調査対象の企業数が
前年比で21%増加し、
他地域の国より高い(平均10%)。
また、今回調査対象の分野は主に
日用品販売、財政・銀行、IT、薬品、
化学物、製造業、貿易、石油等である。


ベトナム労働市場の現状をどのように反映したか?

調査結果によると、
今年の増給平均率は12.4%(昨年12.2%)である。
増給の額自体は高くはないが、
殆どの企業で増給が行われた。

2009年には調査対象企業の13%が
社員への給与を引き上げなかったが、
今年引き上げなかった企業は
0.79%しかない。
それは企業の営業活動が
回復していることを反映している。
ただ、ベトナム経済は
まだ大きく回復をしていないので、
今年の給与は昨年より0.2%しか
上昇していない。


給与が一番高く上昇した分野

最も高く増加したのは銀行分野である。

昨年は経済衰退の影響で
多くの銀行が給与を引き上げなかったが、
今年は昨年分を補足するため、
より高く上昇した。
今年は各銀行がサービスを拡大、
特に個人対象のサービスを強化した。

生産分野も発展し、
給与が高く引き上げられている。

増給が一番低かったのはIT分野である。
経済衰退の大きな影響を受けたことが
理由である。

調査結果によると、
マーケティング担当、営業担当の人材が
不足している。
現在、各社が営業生産活動を拡大しているので、
優秀な人材の確保が大変重要である。


人材についてどのような問題を反映したか?

今年は離職者が前年より減少し、13.3%(前年16.5%)。
労働市場が2年前より安定的になっていると言える。

労働者紙 2010年10月8日

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