ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第116号『 大規模国営会社 民営化へ課題山積 』
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★目次 3月30日版
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▽トップニュース [ 大規模国営会社 民営化へ課題山積 ]
[ 高金利による影響とは ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業・政府方針,規則 ]
▽ショートニュース
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 大規模国営会社 民営化へ課題山積 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20100326-2224.html (全文)
大規模国企業の民営化の延期が何時まで続くのかは、未だに不透明である。
ベトナム紙加工会社(Vinapaco)、ベトナム繊維公社(Vinatex)、
ベトナムガソリン公社(Petrolimex)、Mobifone等、大規模国営会社が
民営化を成功させるには、現在まだまだ困難な状況にある。
Vinapacoの民営化とHNX上場計画は、今年第1四半期中に行われる予定となっているが、
この計画は破綻する可能性が非常に高い。Do Xuan Thu-Vinapaco会長によると、
政府はVinapaco民営化計画を中止し、7月1日までに企業法に基づき、有限会社に
変更することを指導したという。
Vinapco民営化の実施が困難であることに対する意見は様々あるが、主な問題は
各林業子会社の時価計算の困難さである。子会社は主に植林企業であるため、
作業は現地住民と連携して行われており、企業資産を正確に計算することが
難しいというのだ。(続)
『 高金利による影響とは 』
http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20100325-117.html (全文)
銀行金利は上限が規定されているが、調達金利と貸出金利はかなり高利である。
2009年は企業の金利支援で年間6%までの金利だったが、現在の金利はその3倍である。
専門家によると、この状況が早期解決しない場合、ベトナム経済の成長に大きく
影響を与えるという。
<中略>
現在、預金金利は上限の年間10.499%。ある民間商業銀行の社長によると、
今年、インフレが7%の場合は、年間10.499%の調達金利は高いと考えられる。
通常、調達金利がインフレより年間1~2%高いのは合理的であるが、現在、
年間3.5~4%も高い。(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・VND公定歩合 年8%を維持
国家銀行は今年4月中、VND公定歩合を年8%で維持するとの決定を下した。
この割合は、昨年12月より続くもの。
・第1四半期のGDP成長率 5.7~5.9%に
ベトナム政府と国際金融機構(IMF)の共催により、3月22日に行われた
ベトナム国家銀行総裁によるセミナー「アジア発展途上国の経済危機後の成長
及び貧困減少状況」で、「ベトナムは2010年第1四半期に経済成長率が
5.7~5.9%に回復した数少ない国の一つである」と発表された。
・USDの資金源が裕福に
・ベトナムへの外国人観光客増える
・第1Q 支出超過11.1兆VND
・イギリス 対越FDI 30億USDに引上げへ
・南北鉄道 橋梁10基起工
・2010年、保険会社に対する査察を幅広く実施
・原子力発電分野 人材不足問題を解決
・靴輸出分野は世界4位
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・1200億USDのアジア通貨基金が誕生
東南アジア諸国連合と日中韓(ASEANプラス3)は、3月23日、アジア通貨基金
(AMF)を国際通貨基金(IMF)方式で設立した。通貨スワップ基金は1200億USD。
・国家銀行 厳しい金融政策の実施は
・FDI実施額 大幅に増加
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・ベトナム工業建設グループ誕生
・ビジネスライセンス・投資証明書における事業コードの記載廃止を提案
[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
・最低賃金月73万VNDに 5月から
5月1日から、最低賃金が月73万VNDに引き上げられることが決定した。
これにより、現在の最低賃金より8万VND引き上げられることとなる。
・メコンデルタ4カ国 中国にダム放流を要請
・ ホーチミン市は道路153本におけるビジネスライセンス発給の取りやめを提案
///// ショートニュース /////////////////////////////////////////////////////////
■ 3月20日、Orient Bio-Fuels Co. Ltd (OBF)、日本の伊藤忠グループ、
ベトナム石油総公社(PV OIL)及び第16リコジ株式会社(LICOGI 16 JSC)は
ビンフォック・エタノール生産工場(投資総額8,000万米ドル、年間生産量
1億リットル)の建設を着工。(2010年3月22日 DienDanDoanhNghiep)
■ ベトナム皮革協会(LEFASO)によると、2010年におけるベトナム皮革業の輸出高は
前年比17%増の55億7,000万米ドルとなる見込み。(2010年3月23日 KinhTeDoThi)
■ 3月22日、ハノイにて、メコンデルタ住宅開発銀行(MHB)及びバオベトグループは、
銀行による保険販売(bancassurance)の合意書を締結。
(2010年3月23日 ThanhNien電子版)
■ 3月22日、日本国際協力機構(JICA)はラムドン省において2010年1月から
2013年にかけて実施予定ビズップ・ヌイバ国立公園管理能力強化プロジェクトに
380万米ドルを付与した。(2010年3月23日 BaoDauTu電子版)
■ 3月22日にハノイで行われた「不景気後の発展途上国の発展及び貧困層減少」を
テーマとした会議で、世界銀行(WB)はベトナム国民の平均収入は
1,000米ドル超であるが、まだアジア地域で収入が最低レベルの国に分類されると
言明した。(2010年3月23日 VnExpress)
■ 3月23日、国際都市開発株式会社(VIDC)はハードン区におけるハノイパークシティ
都市区(予想投資総額10億米ドル、敷地面積77.5ヘクタール)の建設を着工した。
(2010年3月23日 VnEconomy)
■ 4月30日、ラン・ホアラク高速道路の右車線とそのトンネル内における鉄道が
開通予定。(2010年3月24日 VnEconomy)
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◎編集後記
関東では寒い日が続いています。明日からは少し気温も高くなるようですが、
天気がなかなかすっきりせず、花見の計画が企てられないと、落ち着かない人も
多いようです。この時期、学生は旅行シーズンですが、その楽しさも天気に
左右されてしまうのが落ち着かないところですね。人気の宿泊施設や旅行ツアーは、
数か月前から予約が必要。でも当日の天候は分からない…。『悪天候なら割引』
というシステムが、旅行業界に普及すれば良いのに…と思ってしまいますが、
なかなか読めない天気と、この不況では無理な話でしょうか…。 (佐藤)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 佐藤
■ 編集 森口 林 HIEN
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