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ホーム > ベトナム投資メールマガジン > 第127号『 低賃金・低能率で発展は不利 』(2010/06/22)

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ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた
「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。

第127号『 低賃金・低能率で発展は不利 』

★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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 ★目次 6月22日版
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 ▽トップニュース [ 低賃金・低能率で発展は不利 ]
          [ 銀行の増資は困難 ]
 ▽ヘッドライン  [ 経済・金融,ファンド・VN企業・外国企業
           不動産・政府方針,規則 ]
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////

  『 低賃金・低能率で発展は不利 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20100617-043.html (全文)

  東南アジア地域の能率比較グラフは、Christian H.M. Ketels-Harvard戦略競争力
  研究学院の博士により、2010年東アジア国際経済フォーラムで発表された。

  それによって、1975年から現在までの25年間で、ベトナムと中国は同様の能率を有し、
  地域内で最低の結果となった。

  ただ、2000年から中国の能率が急速に増加し、インドネシアを超えたが、
  格付けの中でベトナムは下位に属する。

  Ketels博士を始め、Harvard大学の研究チームは、2010年のベトナムの競争力を
  研究して報告した。結論として、能率が低い原因は経済的に安い賃金で、
  技能が低い労働人材で発展したことである。そのため、労働人材の養成に対する
  新しい対策がないと現在の状況以上の発展は望めない。

  統計総局の資料及びアジア競争研究学院の研究結果に基づいて計算すると、
  2000年から2008年まで、一人当たりのベトナム労働者の能率は年間1092VND、
  年間363万VNDしか増加していない(1994年の固定レートで計算)。

  また、ベトナムの能率は、主に農業から能率がより高い加工業への移行によって
  成長してきた。この傾向はベトナム経済が世界経済を導入することによって発生し、
  今後数年間続く。(続)

  『 銀行の増資は困難 』
  http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20100617-129.html (全文)

  数十社の民間商業銀行株式会社が、今年末までに資本金を最低3兆VNDに
  引き上げなくてはならない難問に直面している。この問題を乗り越えても、
  新しい挑戦は続く。最近、国家銀行総裁は、今後の固定資本5兆VND~10兆VNDの
  増資計画を発表した。
   <中略>
  増資は期待する配当が銀行の預金金利より低くない場合は適切である。
  ただ、利益が10%以下しかない銀行は少なくはないので、配当はさらに低くなる。

  銀行分野の株価が暴落し、額面以下になった株式もあり、流動性が低い。
  そのため、増資は困難な問題である。特に新発行の株数が大きすぎると
  飲み込めない状況になる。株主にとっては有利発行が不利発行になる。

  最近、国家銀行は1兆VND以上の資本金を有する銀行に資金調達機会を与えるために
  上場を認可した。しかし、上場した後に直ぐに資本金を3倍増資できるわけではない。

  また、連続的に増資を求めると共に、個人投資家と機関投資家の所有率を
  2009年の20~40%から2011年の5~15%に減らす(新しい金融機関法草案)。
  そのため、財政力がいくら強くても他の人に株式を譲らなければならない。

  この規定について国家銀行は、所有率を下げる目的は一部の株主が銀行の活動を
  支配するのを避けるために行われると説明した。ただ、 銀行の活動を支配することも
  簡単ではなく、様々な規定がある。(続)

///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////

[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
  ・シンガポール投資家 ベトナム参入続々
   不動産がシンガポールの投資家に注目される状況が続いている。その他、
   サービス業やインフラ整備への投資機会を探る動きが、シンガポールで
   活発化している。

  ・日越 造船分野での協力を促進
  ・ベトナム茶葉輸出価格 記録的上昇

[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
  ・ベトナム証券市場 オープンファンド開設に期待
   ベトナム国家証券委員会は、ベトナム証券市場でのオープンファンドの
   開設に対する意見を集めるために8月16日にセミナーを開催した。

  ・Dragon CapitalのSTB株式売却
  ・どこに投資するべきか?
   ベトナムは農業国であり、人口の70%が農村に住んでいるが、工業化・
   現代化事業が促進された時から農村が軽視されはじめた。

  ・航空分野の外国投資家所有率は減らす方向

[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
  ・通信2大企業 売上100兆VND達成を競争

[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
  ・メコンデルタの都市整備に6億USD

[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
  ・南北高速鉄道整備計画を否決
   南北高速鉄道整備計画の採決の前に行われた国会議員の意見調査で、議員は
   基本的に同計画への投資趣旨を賛成していたが、同計画の実施はベトナム国会で
   合意されなかった。

  ・電気使用量 年間8%浪費

             ★ ★ ★ ★ ★

◎編集後記
  日本ではどんよりとした曇り空のようなニュースが多い中、スポーツ界では
  明るい話題がいくつかあり、盛り上がりを見せています。(…といっても、
  国技は大変なことになっていますが…。)スポーツを観戦すると、自分も真似て
  やってみたくなることが多々ありますが、歳を重ねるごとに、昔は出来ていた
  ささいな運動が、出来なくなっていることにショックを受けます。
  梅雨時ですが、少し運動をしなければ…、と思いました。  (佐藤)
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■ 編集責任者 佐藤
■ 編集 森口 林 HIEN
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