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ホーム > ベトナム投資メールマガジン > 第171号『 ベトナム USD優勢脱却計画 』(2011/05/24)

ベトナム投資メールマガジン

ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた
「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。

第171号『 ベトナム USD優勢脱却計画 』

★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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 ★目次 5月24日版
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 ▽トップニュース [ ベトナム USD優勢脱却計画 ]
          [ 設立に向けて動き出すAMF(アジア金融基金)]
 ▽ヘッドライン  [ 経済・金融,ファンド・外国企業 ]
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////

  『 ベトナム USD優勢脱却計画 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20110519-115.html (全文)

  国家財政監査委員会副委員長、Le Xuan Nghia博士は、ベトナムは、
  2013年末までにUSDの優勢状況を、100%解消する、と発言した。
  現在ベトナムは、他の東南アジア諸国同様、経済がUSDに支配されている。
  国内のUSDの使用比率は20%以上にのぼる。

  現在のドル化状況と、インフレ上昇は、マクロ経済に大きく影響しており、
  VNDが暴落したことで、インフレ抑制が困難になっている。このまま、
  経済全体がドル化してしまった場合、中央銀行の役割もなくなってしまう。

  これについて、今日までベトナム政府は、効果的政策を打ち出せていない。
  今年に入って政府は、ドル化を改善させるための政策を立案、
  直接指導する姿勢を見せた。2013年までに中期計画を立案する予定と
  なっている。事態がうまく運べば、ベトナムは完全にドル化から脱却し、
  外貨預金やUSD貸付を中止することになるだろう。
   <中略>
  ベトナム政府はこうした対策とともに、ブラックマーケットに代わる
  外貨取引市場を開設し、買い物やサービス料を外貨計算することを
  禁止しようとしている。2011年末からは、USDの預金・貸付、金の預金・
  貸付活動が中止される予定だ。

  こうした対策が統一して成功裏に行われれば、ベトナムでのドル化は
  大きく改善されるだろう。

  『 設立に向けて動き出すAMF(アジア金融基金)』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20110520-2057.html

  AMF設立はアジア金融危機が発生した1997年-1998年にかけて要請された。

  アジア・ヨーロッパで発行されている雑誌に掲載された記事を見てみると、
  AMRO(東南アジア各国連合協会のマクロ研究機関)の設立および
  2010年のCMIM(Chiang Mai)多国イニシアチブがAMFの形成を
  促進させる。

  この雑誌は5月上旬にハノイ市でアセアン+3カ国の国々がAMFの設立に
  向けて協力体制を組むための重要な内容に合意したと伝えた。

  1997年-1998年の時期にアジア経済危機が発生した際、
  AMF設立についての提案があったが、IMF(国際金融基金)と
  アメリカ財政省が圧力をかけため、この計画は一時的に中止となった。

  IMFの管理に際しては当選権等の問題があり、中国、インド、ブラジル等の
  新たな発展国が、より柔軟で集中化の無い金融基金の設立を求めている。

  現在、アラビア金融基金とラテンアメリカ準備基金が設立されており、
  今後はヨーロッパ金融基金が設立される可能性が高い。
  AMFの設立計画案は確実に現実化へと向かっている。

  前述の各国首脳に対する調査結果では、3分の2にあたる人々が
  AMROの設立は極めて重要なことであり、それがCMIMの使用を
  促進することを可能にするとし、将来、CMIMとAMROを合併して
  AMFを立ち上げるべきであると述べている。

///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////

[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
  ・ベトナムが持つ長期的な発展への潜在力
   アメリカのニューヨークに本部を構えるSeeking Alpha
   オンライン新聞は、5月18日に「ベトナムには長期的に大きく発展する
   潜在力が存在しており、多くの人口を抱える国として、ベトナムへの
   投資はチャンスを拡大させる」という記事を掲載した。

  ・USD 弱体化と言えど強い理由
   多くの経済専門家が、USDが今後国際市場で弱体化すると予測したが、
   現在、各国の外貨準備資金の通貨や国際清算手段として、USDの役割を
   交代できる通貨はまだない。

  ・スト多い 台湾系企業
  ・南北鉄道改修 6月に8本橋梁新設

[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
  ・国債及び社債発行による資金調達ルート
   ベトナム債権市場の規模は、GDPの約8-9%であるが、経済成長の
   スピードに対応するため、投資資金の規模はGDPの約40%で維持する
   必要がある。

  ・わずか1週間で10%近く下落のVN-Index
   最近の1週間でVN-Index 指数が5日間連続して9.8%の下落となった。
   今週末、VN-Indexはさらに11.98ポイント下落して432.87ポイント
   まで下がった。

  ・ベトナム商業銀行の悪循環
   銀行内の金利が年20%以上に上がると、各銀行は国民から年18~19%の
   金利で資金を調達する理由がなくなる。

  ・ベトナム商業銀行全体の資本金 250兆VND
  ・ベトナム国債 購入者は
  ・ベトナム商銀ネットワーク、資本金額は250,000兆VND
  ・ベトナム銀行に導入された大量の資金
 
[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
  ・原因はどこに? ~中国からの超過輸入を探る~
   昨年末、中国はベトナムにとって最大の貿易パートナーになったが、
   越中間の取引の実情には様々な問題が存在している。

  ・東海工業  Da Nang市に自動車部品工場を建設


             ★ ★ ★ ★ ★


◎編集後記
  ここ数年のうちに、中国や韓国は、ベトナムにとっても重要な国となり、
  存在感がさらに高まってきているようです。ニュースを更新していても、
  中国・韓国といった文字を頻繁に見かけるようになりました。
  アジアの主要国が経済成長を遂げる中、今後の日本は、あらゆる面で
  世界のどの位置に付けるのか、非常に気になるところです。(佐藤)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 佐藤
■ 編集 森口 斉賀 HIEN
■ ベトナム投資ニュース http://www.bcc-jp.com/member/

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