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ホーム > ベトナム投資メールマガジン > 第199号『ベトナム自動車産業 課税撤廃を前にした危うい今後』(2012/04/24)

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ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた
「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。

第199号『ベトナム自動車産業 課税撤廃を前にした危うい今後』

★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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 ★目次 4月24日版
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 ▽トップニュース [ ベトナム自動車産業 課税撤廃を前にした危うい今後 ]
          [ ベトナム銀行、発展への道 ]
 ▽ヘッドライン  [ 経済・金融,ファンド・VN企業・外国企業・不動産・政府方針、規則 ]
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////

  『 ベトナム自動車産業 課税撤廃を前にした危うい今後 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20120423-2242.html(全文)
  
  2018年は、ベトナム自動車産業にとって、大きなターニングポイントとなる可能性が高い。
  2018年はアセアン各国からの車両輸入に対する課税が、0%に下げられることになっている。
  (現在は72~82%)

  Akoto Tachibanベトナム自動車産業協会(VAMA)元会長は、政府が今後、
  適宜適切な政策を実施しなかった場合、2018年までに、
  国内で活動する外国自動車会社は最大でも3社が残るのがやっとで、
  それも合弁会社方式で活動することになるだろう、と話している。

  政府政策はこれまで、余りにも何の効果も発揮できていない。
  何年も前から検討されている自動車産業新期開発戦略さえ、まだ完成していない状況である。
  政府がのんびりした対応なのに対し、各自動車会社は、5年、10年という期間で
  大きな転換を作ることは難しいだろう、と言う予測を立てている。
  また、アジア地域の他の国と比べても、ベトナム自動車産業は、数十年遅れと評価されている状況だ。
  (中略)
  ベトナム自動車産業は現在、一方で市場開発を進めたいと考える中、
  他方で、販売制限し、市場の幅を縮小したいと考える状況ができてしまっている。

  インフラ整備が進まず、交通安全面の管理も弱いため、
  交通渋滞、交通事故の問題は日々深刻化してきている。
  この状況を作った主な原因として、車両の増加が挙げられているため、
  車両の利用を制限する政策が出された。
  この一連の課税と手数料制度が、市場の発展を阻む状況を作り出している。(続)


  『 ベトナム銀行、発展への道 』
  http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20120412-2128.html(全文)

  今期の株主総会では、売上や利益成長の目標以外に国家銀行の再構築命令に対する
  銀行の動きが投資家業界から高い関心を集めている。

  国家銀行の命令への対処法には資金調達やベトナム及び外国の戦略投資家発掘、合併等の方法があり、
  今後の銀行は数が大幅に減って大規模なものが誕生すると、予想されている。

  現在、ベトナムには37の商業銀行がある。
  銀行ネットワークの再構造・改善後に一体いくつ残るのだろうか?
  この質問に対してDIV(ベトナム預金保険会社)のNguyen Manh Dung副社長は、15あれば充分と答えた。
  その内訳は最低40兆VNDの資本を保有する銀行が4行、
  資本金20兆VNDの銀行が6行、残りの5行は資本金10兆VND程度の小規模な銀行である。
  これらの資本金を合算するとベトナムの銀行ネットワークは全体で、
  330兆VNDの資本金を保有することとなり、現在の37行分に匹敵することになる。

  ネットワーク再構造のプレッシャーに対しては、G12の銀行が互いに連携しなければならないが、
  株式の大半を所有することは簡単ではなく、合併の場合も継続性のある交渉が不可欠となる。

  規模の小さな銀行は自発的に合併するしかない。
  2011年末、国家銀行は、約8行の銀行が合併する必要に迫られていることを明らかにした。(続)


///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////

[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/

  ・貿易企業 企業PRへの意識薄く
   ベトナム企業のマーケッティング政策は、販売活動しか重視していない。
   そもそも、集客力を高めるために会社のイメージをアップする、
   という必要性を感じていないようだ。

  ・第1四半期の超過輸出、2.2億USDへ
   FDI企業が輸出活動を促進したことで、輸出額は2011年の第1四半期より
   44.3%の増加となった(2011年第1四半期におけるFDI企業の輸出額は
   前年同期比で21.7%の増加にとどまった)。

  ・金が預金できる世界唯一の国、ベトナム
   各銀行も金預金を勧めるために、魅力的な金利制度を適用している。
   また、不動産の価値も金で計算されるようになっている。
   商品として、一般人までもが金の売買価格を良く把握している。
   政府はUSD化を阻止し、国民の金保管の傾向を改善しようと、新たな規定も適用したが、
   実際には、現在も金預金を取り扱う銀行が少なくない。

  ・ベトナムは、アジア第3位の経済成長国となれるか
   同報告では、中長期的にヨーロッパ市場が回復すれば、ベトナム経済成長は年6.5%にも
   達するだろうが、短期的には経済危機がまだ存在している、とも言っている。
   VNDが弱くなれば、インフレ抑制や貿易赤字の減少、
   国家予算の収入増加等の目標は、期待通りの成果を得られないだろう。

  ・ベトナム自動車産業 課税撤廃を前にした危うい今後
  ・増える企業倒産数
  ・建設現場でも、国内生産力UPを
  ・外貨準備資金、170億USDへ ~ADBが予測~

[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
  ・海外投資家が見る、2012年越証券市場
   Johan Kruimer-HSC専務社長は「昨年に実施された対策の効果が出てきた。
   その中で一番重要なのは財政政策だ。
   今年は長い年月の中でも久しぶりにUSD/VNDのレートが安定している。
   これが、国内外の投資家にとって重要なことである。」と述べた。

  ・ベトナムのGDP成長、2012年は5.7% ―ADBが発表―
   ADBはこの報告書の中で2012年のベトナム成長率が5.7%、2013年には6.2%を達成すると予測した。
   適切な財政政策の実施が維持できればインフレを10%以下に抑えられるが、
   2013年は11.5%まで上昇するとの予測が、経済成長および食料品価格の
   上昇という見解と共に明らかにされた。

  ・ベトナム銀行、発展への道
  ・ING Bankがベトナムに進出

[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
  ・IPO へ秒読みのVietnam Airlines
   Vietnam AirlinesはIPOにおける外国財政コンサルティング会社の選抜計画を発表し、
   遅くとも2013年中にIPOを行うとしている。
   同社は、2012年に24.7億USDの売上と2,910万USDの利益達成が予測され、
   負債額は16.9億USDになると見込まれている。

[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
  ・動き出した日本の投資家たち
   日本からベトナムに資材や機械を持ち込み、輸出製品の生産工場を建設することが
   日系企業の一般的なスタイルである。しかし、最近は販売ネットワークの構築による
   ベトナムの各店舗やスーパーマーケットで日本と外国製品の販売開始を睨んでいる。

  ・Nokia、ベトナムに携帯電話会社を設立
  ・Lixil、4.41億USDをDong Nai省に投資

[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
  ・ベトナム不動産市場は、日本投資家にとって熱いか
   日本の投資家は、ベトナムの人口が増加傾向にあること、労働賃金が安いこと、
   円高、経済成長が安定していること、一人当たりの所得が増加し続けていること、
   日本政府の支援などから、ベトナム不動産市場には、素晴らしい成長潜在力がある、
   と評価している。

  ・ハノイで家を購入できる市民は5%

[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/rule/
  ・失業者登録、1.7倍に増加




             ★ ★ ★ ★ ★


◎編集後記
  最近、痛ましい交通事故の報道が相次いでいます。私の周りでもつい先日、
  知り合いが追突事故を起こして入院する、といったことがありました。
  現代日本では、車両が一番身近な凶器である、という認識を強く持ち、
  事故の陰に潜むいくつものヒヤリハットをなくす努力を、
  改めてしなければ、と強く感じました。(森口)
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■ 編集責任者 森口
■ 編集 斉賀 HIEN
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