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ホーム > ベトナム投資メールマガジン > 第112号『 ベトナム民間企業 成長が遅れる理由 』(2010/03/01)

ベトナム投資メールマガジン

ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた
「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。

第112号『 ベトナム民間企業 成長が遅れる理由 』

★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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 ★目次 3月2日版
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 ▽市場を読み解く [ ベトナム民間企業 成長が遅れる理由 ]
 ▽トップニュース [ 2010年ベトナム経済 積極的な発展展望 ]
          [ 2010年:大幅な輸入超過とインフレ上昇に直面 ]
 ▽ヘッドライン  [ 経済・金融,ファンド・VN企業・不動産・政府方針,規則 ]
 ▽ショートニュース
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///// 市場を読み解く //////////////////////// http://www.bcc-jp.com/member/analysis/

  『 ベトナム民間企業 成長が遅れる理由 』
   http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20100227-851.html (全文)

  直近の調査によると、ベトナム民営企業の80%が小規模に留まることが
  明らかになった。企業法が適用されて約10年が経過する中、民営企業が
  大きくならないのはなぜだろうか?

  一般に小規模企業とは、資本金50億VND以下、労働者数が50人以下の企業を
  指して言う。問題は企業規模だけではなく、「民間企業セクターが、未だ
  ベトナム経済開発の動力となりえない」ということである。
   <中略>
  様々な原因があるが、基本的な原因は以下の通り。

  (1)企業法が正式に適用されてからの期間が短いため、強力な民営企業に
    成長するには時間が不足している。

  (2)経営者に問題がある。VCCIの新しい調査結果によれば、
    労働階層から経営者階層というものが形成されたのは、この近年のことであり、
    整備された教育もできていないため、経営者としての能力は未熟であり、
    成長の機会も乏しい。

  また、ベトナム経営者の学習意識が低く、現状に満足しやすいのも問題だ。
  情報収集への投資を重視せず、経営知識の工場に力を入れる気がない。
  政府への依存意識がまだ強く、法律を遵守する意識にも欠けていることが多い。(続)


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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////

  『 2010年ベトナム経済 積極的な発展展望 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20100222-1517.html (全文)

  Young アジア太平洋地域会長によると、様々な問題に直面しているベトナム経済は、
  2010年に積極的に発展する展望があり、GDP成長率が6%以上に達する可能性がある。
  これについて、Jim Hassett氏が、新年に、以下の見解を明らかにした。
   <中略>
  2009年は、世界中が経済衰退の状況にあったが、ベトナム経済は高い成長率に達した。
  特に、アジア地域の経済成長率は非常に低く、赤字になった国もあったが、
  ベトナム政府は経済危機を乗り越えるために、為替レートシステム、証券市場、
  金市場の管理、経済引き上げ政策の実施など、柔軟で有効的な対策を実施した。
  これらの成果と2010年の国際経済の明るい動きによって、ベトナム経済は今後、
  積極的に発展する展望がある。(続)

  『 2010年:大幅な輸入超過とインフレ上昇に直面 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20100226-2217.html (全文)

  ベトナム貿易収支は、今後大きな貿易黒字により、外国借款を全て返済できることで、
  長期的に維持することができる。

  2008年、ベトナムは貿易赤字と高いインフレ上昇に同時に直面する事態となった。
  この問題は、多国貿易支援計画第3期(MUTRAPIII)の専門家によると、
  2010年にも発生する恐れがあるという。

  MUTRAP III専門家は「短期借款が優遇金利制度で借入れできない場合、また、
  準備資金が輸入超過を補填できない場合は、ベトナム貿易収支が短期的な危機に
  陥る恐れがあると」予測している。

  ベトナムの貿易収支については、輸出能力にいくつかの問題を抱えている。
  それらは、
  (1)アジア地域の調達システムに本格参入していない
  (2)付加価値が低い
  (3)障害が多い、輸出商品の偏りが大きい
  (4)輸出規模が大きい
  (5)国際的需要が低い、などである。(続)

///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////

[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
  ・ベトナム裾野産業の現状の問題点
   ベトナムの裾野産業は、現在多くの問題を抱えているが、中でも最も
   代表的なものとして下記が指摘されている。

  ・ベトナム企業の92% 2010年に高い利益成長率を期待
   Grant Thornton Internationalの最新調査結果によると、ベトナム企業の92%が、
   2010年には高い利益成長率に達することができると確信しており、この数字は
   アジアの中で最も高かった。

  ・ODA 受諾対象を拡大
  ・為替レート調整で輸入超過減
  ・ベトナム 経済的基準満たす
  ・ベトナムへの来訪客 急増
  ・ベトナム 対ラオスエネルギー鉱山開発の最大投資国に
  ・対越投資 早期成果に期待
  ・国内産生乳 需要対応わずか28%
  ・越国内航空券 じき値上げ
  ・2010年3月1日以降、電気料金は平均6.8%値上げ
  ・2月、ハノイ・ホーチミン両市の消費者物価指数(CPI)急増
  ・旧正月のホーチミン市観光客 28万8千人 
  ・日本がインフラ開発企業に支援
  ・ハノイ市に「数千億VND」の伝統村
  ・インフレ:管理機関楽観、専門家懸念
  ・ガソリン輸出 カンボジアが1位
  ・JICA ベトナムにおけるODA実施を促進

[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
  ・USD購入値 急速に上昇
   各商業銀行は一斉にUSD購入値を上限まで急上昇させた。

  ・VNDの準備資金率が減る?
  ・ハノイ証券取引所(HNX) オンライン取引開始

[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
  ・カンボジア通信市場 競争激化

[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
  ・不動産市場が急速に発展
  ・ホーチミン市で新工業団地オープン

[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
  ・VND公定歩合 年8%で維持
   国家銀行は、3月まで公定歩合を年間8%で維持する決定を下した。
   これにより、昨年12月以降について適用される予定。この決定は、3月1日より
   有効になる。

///// ショートニュース /////////////////////////////////////////////////////////

  ■ トヨタベトナム社はこのほど、自動車修理・塗装技術者育成支援プログラムを
    ホーチミン市のフーラム経済技術短期大学で実施すると発表した。
   期間は2010年から2012年までの3年間で、総額8万米ドルを支援する。
    (2010年2月5日 SaiGonTimes電子版)

  ■ 国家証券委員会によると、2009年末時点にベトナムで運営されている証券会社は
   約105社であり、その内年間業績が黒字の企業は全体の80%近くを占めるとのこと。
    (2010年2月12日 VnEconomy)

  ■ 税関総局の統計データによると、2009年の年始から9ヶ月間のプラスチック製品
   輸出高は前年同期比10.5%減の6億400万米ドルであった。
    (2010年2月19日 TinKinhTe)

  ■ ホーチミン市工商局によると、2009年における同市の小売・サービス業の売上は
    290兆ドン(約170億米ドル相当)に達したとのこと。
   (2010年2月20日 TinKinhTe)

  ■ 税関総局によると、2010年1月末までの完成自動車輸入台数は前月比69.6%減の
    3,400台であり、輸入高は5,460万米ドルであるとのこと。
   (2010年2月21日 VnExpress)

  ■ 2月22日、バリア・ブンタウ省人民委員会は外国直接投資(FDI)プロジェクト2件
    (投資総額9億2,250万米ドル)と国内投資プロジェクト8件(投資総額
   3億6,300万米ドル相当)の投資証明書を発給し、2010年の同省における投資誘致
    計画の50%を達成した。(2010年2月23日 VnEconomy)

  ■ 2月23日、Accorグループは、Mercure商標の下ではベトナムで3ヶ所目となる
    Mercure Hue Gerberaホテルをフエ市にてオープンした。
    (2010年2月24日 CafeF)

  ■ ホーチミン市税務局は、現在から2010年3月31日まで2009年度個人所得税
    確定申告書類を受理すると発表。(2010年2月24日 TuoiTre電子版)


             ★ ★ ★ ★ ★

◎編集後記
  3月に入りました。今の時期は寒暖の差も激しく、体調管理も難しいですね。
  今のところ花粉症に縁のない私ですが、他人を「花粉症」と決めつけるのが得意。
  毎年この時期から「風邪だ、風邪だ」と騒ぐ人達に、「それは花粉症」と
  医者でもないのに断言したりしています。簡単な治療法が早く見つかると
  良いですね…。                       (佐藤)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 佐藤
■ 編集 森口 吉田 林 HIEN
■ ベトナム投資ニュース http://www.bcc-jp.com/member/
■ 本メールマガジンバックナンバー http://www.bcc-jp.com/mm/

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