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ホーム > ベトナム投資メールマガジン > 第198号『 工業生産 停滞顕著に 』(2012/04/10)

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ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた
「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。

第198号『 工業生産 停滞顕著に 』

★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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 ★目次 4月10日版
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▽トップニュース  [ 工業生産 停滞顕著に ]
          [ ベトナム小売市場 順調に発展 ]
 ▽ヘッドライン  [ 経済・金融,ファンド・VN企業・外国企業・不動産・政府方針、規則 ]
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////

  『 工業生産 停滞顕著に 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20120329-2148.html(全文)
  
  2011年の7月~12月と年初2ヶ月の工業生産指数が徐々に下がり、
  生産活動の停滞が明らかになった。この状況が長引けばインフレ上昇率を
  10%以下に抑制するという目標が実現できない可能性がある。

  工業生産の成長率は2011年末の時点で9%から6.8%に減った。
  昨年の第4四半期に財政政策の影響が表れ、2012年2月現在で経済成長率は
  大幅に下がって約4%となっている。加工業の伸びはわすか2.4%だったが、
  2011年の年初7ヶ月では成長率が12%に達した。

  2011年は財政政策が開始された年であり、銀行金利の高騰や公的投資額の削減があったが、
  各企業に前年から蓄積された財政力が残っていたため、
  年初7ヶ月の工業生産成長率は約9%を達し、その後、徐々に減少した。

  工業生産成長率は2011年末に9%から6.8%に減っており、第4四半期に
  明らかな財政政策の影響が見られた。2012年2月現在で工業生産成長率が大幅に減少し、
  目標の約4%しか達成していない。
  特に、加工業と製造業は2.4%の増加にとどまった。

  ベトナム経済セクターの輸入額が6.4%の減少となっていることは特に大きい。

  また、繊維、靴加工等の輸出額が大幅に増える分野でも年初2ヶ月の輸入額が減少した。
  しかし、これらの分野で主に輸入されるのは材料なので、生産活動の停滞が起きている。
  2011年の経済危機と財政政策の影響が大きく、生産活動の停止または倒産に追い込まれた企業も多い。
  (続)


  『 ベトナム小売市場 順調に発展 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20120409-2259.html(全文)

  ベトナム小売市場は変革の時期に来ている。大都市で暮らす消費者は特に、
  スーパーマーケットや、ショッピングセンターで買い物する傾向に変化してきている。

  ある調査会社は、ベトナムの消費市場の成長率は、アジア地域他の国を上回るといい、
  2014年までに、その売上は年間23%伸長すると予測している。

  商工省の統計によると、この5年間で、ベトナム全国に開設されたスーパーは300箇所、
  ショッピングセンターは62箇所、コンビニエンスストアは数千店舗に上る。
  Saigon Coopmart、 Hapro、Intimex等が良く知られている。

  その他、外国小売会社もベトナム市場進出の機会を探っている。
  なかでも、日本のイオングループは複数のスーパー、ショッピングセンター等の
  小売ネットワークを開設するため、既に準備をしている。

  専門家の予測によると、ベトナム小売市場の規模は、
  2012年に1,130億USDに達すると予測されている。

  2011年の小売総額は1.994兆VNDで、前年同期比29.3%増であった。
  これは、経済状況が停滞しているなかで、まず目覚ましい成長と言って良い。(続)


///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////

[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
  ・3月までに約12,000社が倒産又は活動中止
   年初3ヶ月で破産・解体を申請した企業が2,200社以上、
   活動休止を申請した企業も9,700社以上に上ることが明らかになった。
   前年同期比から約6%増、解体手続きを完了した企業は57%増。

  ・好調水産物輸出 年間予測を上方修正
   2011年、水産物の輸出額は農業農村開発省の64億USDという予測を、
   4.9%上回る結果となった。世界的に水産物の流通が急減し、輸出価格も増加しているため、
   今年のベトナムの水産物の輸出額は、大幅に増加すると予測されている。

  ・世界銀行、ベトナムの都市化スピードを分析
   世界銀行のVictoria Kwakwa駐ベトナム社長はベトナムの都市化が、
   ハイスピードで進んでいることを強調した。都市化はベトナムの将来に大きく貢献し、
   国際競争力を高める。これはベトナムの経済発展戦略で重要な部分を占める。

  ・2012年のベトナム経済、ANZが鈍化と予想
   今年の第1四半期は経済成長率が低く、GDP成長目標の6%が達成しにくい。
   ANZは2012年のベトナム経済成長期待率を6%から5.5%に下げた。

  ・失速するベトナム経済の成長スピード
   今後、労働人材の成長平均率が現在の2.8%から 0.6%に減った場合、
   ベトナムのGDPも目標の7%から4.6%に減らさなければならなくなる。
   また、他の要素が今の倍以上成長してもベトナムの経済成長率は6%程度にとどまる。

  ・ベトナム小売市場 順調に発展
  ・日本の対越ODA支援 16.4億USD
  ・ベトナム人2人 アメリカの町を買収
  ・輸入制限の小間物 輸入量減少
  ・工業生産 停滞顕著に
  ・ベトナムのM&Aは15億USD ~Thomson Reutersが発表~

[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
  ・評価の高さはアジアNO.1 ~ベトナムのUSD国債~
   HSBCによると、ベトナムのCPIはこの一年で最も下がり、貿易赤字が減った影響で
   USD国債が年間10%の金利を生んでいる。今年はベトナムの国債に対するニーズが大きく、利
   益率の高い市場はアメリカ国債の利益率やアメリカ経済が回復しつつあることによって
   影響をあまり受けていない。

  ・ベトナム銀行の不良社債、実際の比率は発表の4倍!?
   現時点では財政状況が悪化している銀行が6つあり、銀行ネットワーク全体のシェア6%を占めている。
   これらは国家銀行に管理されており、早い時期での合併や組織改造等を求められている。

  ・ベトナムの金利は世界一
   企業に対する貸付金利が下がらない理由は、銀行が資金の清算能力(流動性)を確保するため、
   調達した資金を企業に貸し出さず、国債を購入するか銀行ネットワーク市場で
   貸し付けるからだとしている。

  ・HSBCベトナム、利益1.971兆VNDを達成

[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
  ・Sun Wah、VinaCapitalの株主ナンバー2へ
   VinaCapitalはベトナムで活動する投資・不動産開発機関で、16億USD以上の資産を管理している。
   Sun Wahは1957年に香港で設立され、6つの分野(財政サービス、不動産、インフラ整備、
   食品・水産、技術・通信)で活動する。ベトナムでの活動歴は約40年以上で、
   Sun Wahビルやホーチミン市のSaigon Pearl住宅団地が典型的な投資例となっている。
   VinaCapitalは、この変動が最高責任者の支配力を高め、投資戦略や活動には一切影響しないとしている。

[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
  ・商工省が関門、Sabecoの戦略株主を目指す外国ビール4社
   今回Sabecoの外国戦略パートナーとして名乗りを上げたのは、世界最大手の1つであるSab Miller や
   Heinekenに日本のキリンとアサヒ、そしてAsia Pacific Breweries Ltdの4社である。
   Sabecoにおける国有資金の代表者は、まだ商工省で決定されていない。

[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
  ・相次ぐ新橋と新道の建設 ~ハノイ市の今後3年~
   ハノイ市人民委員会は2011年~2015年の交通インフラ整備に関する計画を発表した。
   計画はハノイ市で2015年までに道路、歩道橋、駐車場を建設するというもの。
   ハノイ市の交通インフラ整備計画に対する投資総額は約228.918兆VNDである。

[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/rule/
  ・協議内容は自由貿易協定 ~EUとベトナム~




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◎編集後記
  オリンピックに向けて、スポーツ関連のTV番組が増えてきましたね。
  各選手の高みを目指す姿に、感動屋の私としては今から既に泣きそうになっています。
  順位なんて関係ない、なんてウソですよ。1番目指してるから、かっこいいんです。
  まぁ、これだけで夏までわくわくして過ごせるわけですから、私も平和なものです。
  (森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 斉賀 HIEN
■ ベトナム投資ニュース http://www.bcc-jp.com/member/
■ 本メールマガジンバックナンバー http://www.bcc-jp.com/mm/

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